11G帯HPAを 10G帯用に改造実験  2008-5-20 JA0BNK  Y.Sakanoue 

11G帯HPAを 10G帯用に改造実験  2008-5-20 JA0BNK  Y.Sakanoue 

 1. 要旨
 終段に「Z-1011-8A」を2個使った、業務用11G帯 HPAを10.24G用に改造しました。
 (写真とPDF参照

 2. 改造
 「軍艦型」で、放熱器が大きく、使いやすくするため、放熱シャーシを水平に半分 に、「ジグソー」でカット。
1方向だけでは「歯が短く届かない」ので、往復した。
 MMIC(2段分)を、取り外した部分は、高速カッターで「輪切り」にした。

 入力部にはSMAを取り付けた。電源は、セブロンの基板を前段のFET2個に1枚、
 後段は各FETに1枚づつ、合計4枚使った。マイナス電源用の7660は、
1枚だけ 組み込み残り3枚の基板のVRに入れてから各 FETに供給した。

 3.調整
 まづ スタブを外して、Vggを -3V、Vddに +8vをかけて、入力部に、10.24Gを「500mW」 を入れて、
新しくスタブを追加し、ピークをとってから、入力を 1Wに上げ、Vddを 10V に設定した。
さらにバイアスを調整し、初段のFETのVggは -2Vでピークになった。

 4.結果
 デバイスから判断して、11G帯の16W(42.04dbm)HPAと推測して、進めてきたが、
41.8 dbmが確認できたので、
「これでよし」とした。

 5.まとめ
 いつもながら、今回も自分だけではうまくいかなかった。
各局の「ご指導」と、FET を飛ばし「パ−ツ」を譲り受けての実験でした。
各局ご協力ありがとうございました。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−− JA0BNK  坂上要作  (上越市) −−−−−−